5月8日、9日に開催された「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 3rd Live! School Idol Festival ~夢の始まり~」に両日とも配信で参加したので感想を。

一週間後の5月15日、16日までオンライン視聴チケットは販売されていて、アーカイブを何度でも視聴することができます。

まだ見ていない方は是非。



以下ネタバレ注意



































アニメに寄り添ったライブ


ライブの前半はTVアニメにフィーチャーしたセットリストでした。

華々しく披露したOP曲「虹色Passions!」を皮切りに、放送順にソロ曲を披露していく流れ。



TVアニメに忠実にソロ1曲目は「CHASE!」でしたが、「(信じる未来を)ここに宿す」のところで背中ごしに客席を映すので否が応でもアニメを思い出しました。

アニメでのこのシーンは放送前のPVでも流れていて、期待から何度もPVを見ていた私としては短かいながらも非常に印象的なカットだったのです。

それがリアルのライブでも再現されたのがとても嬉しかったです。

他にも「ツナガルコネクト」のステージへの入りなど、アニメを想起させる部分が多く「アニメを主軸にしたライブ」と謳っていただけありました。



アニメとのシンクロ率で言うと、最終話の侑ちゃんの語りパート直後の「NEO SKY, NEO MAP!」の入りが最高潮でした。

ラブライブのアニメで大好きなところの一つがED曲の入り方なのですが、あれが完全再現されていて感激。

「これだよ!これがラブライブだ!」って、アニメ初見時のように興奮してしまいました(笑)。




それから、衝撃的だったのがひなきちゃんのピアノ演奏!

アニメの中では侑ちゃんが作っていたとされる「夢がここからはじまるよ」のイントロを、侑ちゃんのようにひなきちゃんが実際に弾いて見せたのですが……。

いやあ、凄かった。

震える指先を見たらドキドキせずにはいられませんでした。



ラブライブシリーズでピアノと言えば、Aqours1stライブでのりきゃこの演奏は今でも語り草ですね。

駆け寄るキャストと、失敗しても2度目は成功させたりきゃこは美談の一つとなっていますが、当時ご本人は「失敗は失敗だ」とし、暫くピアノを避けていたとこのこと。

ラブライブ史において印象的すぎるこの出来事があって尚、未経験者が弾くという演出がニジガクでもあるとは正直ビックリでした。

私はりきゃこが失敗にくじけず弾き切ったことも、しっかりと成功させたひなきちゃんにも、とても尊敬します。

担当メンバーのことを歌、ダンス、特技で出来る限り再現し、近づけなくてはならない声優というのは大変でありつも、達成感の大きな仕事なのだろうなあとも思いました。




ライブタイトル通り”お祭り”だった


ライブ前半がそうであったのですが、休む暇もない怒涛のライブの連続で驚きました。

特に「Dream with You」~「VIVD WORLD」の間には一切のMC、幕間映像が無く9曲連続での披露

これこそがソロがメインである虹ヶ咲の持ち味であるし、「フェスティバル」という題の通りお祭りのよう。



思い返せば3月に開催された「シャッフル”フェスティバル”」も休みなしの連続披露でした。

こういうのはすこぶる楽しく私は好きなのですが、休まることが無いので疲労感も結構なもの。

特に今回は3時間ほどのライブだったので、1日目などは具合が悪くなるくらい疲れてしまいました(笑)。




それから、ステージの上部に虹ヶ咲学園の校舎を模した装飾が付けられていましたが、本当に劇中のスクールアイドルフェスティバルに遊びに行っているようでしたね。

この装飾を受けてのみゆたんの「来場者はニジガクの生徒、配信視聴者はリモート授業を受けているつもりで」という言葉も面白かったです。




本来は実現しなかったかもしれないライブ


何度も書いているとおり、3rdライブは放送されたTVアニメを主軸としたものでした。

ということは、元々アニメ化の予定が無かった虹ヶ咲にとって、今回のライブもそもそも予定になかったものであるわけです。

キャストの言葉通り、アニメ化も夢であったし、このライブも夢のようなことなのですね。




せっかくなので、「PDP」という単語が生きていたころからの古参アピールをしておくと……(笑)。

虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会は2017年3月に生まれ、キャスト発表があったのが9月のこと。

初めてのCD「TOKIMEKI Runners」が発売されたのはそれから1年以上経ち、なんと2018年11月。

それまでの間は、上位がほとんど変わらない投票企画を毎月行ったり、作品とは何ら関係のないゲームのレビューをしたり。

もちろんアニメのアの字もないどころかCDの1枚もなく、「あの時テーマを決めたCDはいつになったら出るんだ?」と疑問が浮かぶことも多かったですね。

そのころ感じていたことは1stライブの際にも書いたので、今回はこの辺りで留めておきますが……。




そんな虹ヶ咲はアニメが好評の内に終わり、今やドームで2DAYS。

恐らくあの頃よりも多くの人が応援するようになり、4thライブやアニメ2期も決定……凄いよ😭

急に昔話始めて古参アピールうざいわ!と思われるでしょうけれど、あの(楽しいこともあったけど今思うと)不遇の時代を過ごしていると嫌でも言いたくなってしまうんですよね、ホント申し訳ない。




「今こうしてる奇跡 結構刺激的じゃない」(VIVID WORLD)
「やっと来れたね きっともっと 奇跡を信じていくよ」(未来ハーモニー)

この辺りの歌詞は特に、これまでの虹ヶ咲の歩みを思い出してしまい、今までと違った解釈で聴くことができました。

CDや今まで披露されてきたライブとは違った感じ方ができて、とても良い体験だったなあ。



同時視聴会などで、1度目とは違った視点で観てみてはいかがでしょうか。






願い続けた夢を実現させ、既に次の夢へ歩き出す


そういうわけで、念願であったTVアニメ、それに連なるライブを開催させた虹ヶ咲。

MCではキャストの口から多くの新しい夢が語られました。



次のメットライフドームでのライブでは客席を満員にしたい。

東京ドームでライブがしたい。

紅白歌合戦に出たい。

虹ヶ咲にしかできないようなことをしたい。




私たちの前でこれほどまでに大きな声で宣言してくれるのがとても頼もしく、同時に、実現するんじゃないかな?と思えてきます。

苦難を乗り越え自分の夢を追うアニメの中のメンバーたちの台詞が説得力をもつように、かねてから願い続けた夢を見事実現させたキャストたちの言葉にも同じチカラを感じたのです。

キャストも話していた通り決して駆け足のようなスピードでなくても、「ゆっくりと走る」ペースで順番に叶えていけそうに思えてしまいます。

ライブタイトルに「夢の始まり」とあるように、まだまだこれで終わらないぞ!という気概があるのではないでしょうか。



まあ、こういうことを言うのはとても無責任なんですけど(笑)。

「NEO SKY, NEO MAP!」の中でも、「夢見て憧れて また夢が見たいんだ 見たい 見たいんだ!」なんて歌っていますしね。

少しでもその夢に近づけるように、これからももちろん応援し続けていきたいですね。

作品の今後の展開もたくさん予告されていますし、楽しみだらけです。




最後になりましたが、素晴らしいライブをありがとうございました!

2日間お疲れ様でした!